歴史の裏側に
「想い」あり――。
歴史で起きた出来事には決断があり、
そこには人間ドラマが存在する。
人は、頭の中で悩み、答えを探し、
導き、決断し、行動する。
「よし決めた、私はこうする!」と、
人が行動する3分前の頭の中を描いた作品。
それが、
歴史の裏側に
「想い」あり――。
歴史で起きた出来事には決断があり、
そこには人間ドラマが存在する。
人は、頭の中で悩み、答えを探し、
導き、決断し、行動する。
「よし決めた、私はこうする!」と、
人が行動する3分前の頭の中を描いた作品。
それが、
あと3分とは…?
教科書に載るような
出来事が起きる3分前…
歴史上の人物たちは、
頭の中でどんなことを考えているのか?
未来?過去?素敵なこと?イヤなこと?
きっと頭の中はグルグルと
様々な言葉が駆け巡っているに違いない。
歴史上の人物って
どんなこと考えてたんだろう…
というロマンあふれるイメージの具体化と、
どういう考えから結論を導き出したのか?
という大人のビジネス論にも通じるところが
見どころです。
また、本作は歴史的な裏付けとして、
大西比呂志フェリス女学院大学
名誉教授に監修を依頼。
史実を織り交ぜたストーリーが
展開されます。
歴史監修
大西比呂志
脚本監修
あいざわあつこ
イラスト
クリエイティブハウスポケット
デザイン
野崎しおり
佐藤可奈子
小山茜
サウンド
菊池陽介
矢北竜一
勝田亘
映像
長谷匠
WEB制作
田淵裕規
伊澤玲生
制作進行
鮎澤圭亮
吉川愛美
プロデューサー
住田陽一
演出・監督
濱口翔平
岡本純
制作協力
オレンジモーション
制作著作
ZOWA / Catchy Stuck
製作
viviON
歴史監修
フェリス女学院大学
名誉教授
大西比呂志
1955年生まれ 、早稲田大学政治経済学部、同大学院政治学研究科卒。フェリス女学院大学国際交流学部教授、同学部長をへて現在名誉教授。専門は日本近現代史と横浜学。
近著に『伊沢多喜男 知られざる官僚政治家』朔北社、2019年(単著)がある。趣味の将棋はアマ四段。
今回、葛飾北斎、北条政子、北条時宗、リンカーン、ナポレオン、ジャンヌダルク、千利休、林復斎、武田信玄の「決定的瞬間3分前」のシナリオを監修しました。
これまで博物館、歴史資料館などの展示の監修をしたことはありますが、劇画の制作については初めての経験でした。
研究者の常として、歴史上の人物を史料に基づいてできるだけ客観的に描くことに腐心しますが、
当然彼らも喜怒哀楽を持つ生身の人間であることを忘れていけないと改めて思いました。
とはいえ、どんなドラマも実際からかけ離れてしまってはリアリティも無くなってしまいますから、そのバランスが難しいですね。
また例年数回歴史の講演を行いますが、今回の「決定的瞬間3分前」という切り口は、聞く側の興味を引く大変よい切り口だと思います。
今後取り入れてみたいと思います。
北条時宗
小野友樹
ジャンヌ・ダルク、北条政子
高山みなみ
役名と、自己紹介をお願いします
「あと3分!」で、ジャンヌダルクと北条政子を演じました、高山みなみです。
実際に存在した歴史上の人物を演じる面白さを教えてください
そうですね、実在した方を演じる時は間違いがあってはいけないので、台本を読む前にその方の事を調べました。
どんな性格だったのか、何をした方なのかというのを調べるところから始めたんです。
なるべくイメージが崩れない様に作っていくというのは、普段架空のキャラクターを自分から作り上げていくのとは方法が違うので、とても面白かったですね。いつもより頭を使った気がします。
演じた際の感想を教えてください
実際演じてみると通常とは変わらないんですけれど…。やはり…なんでしょうね。
人の顏の形をしたマイクに向かって喋るという特殊な収録なので、初めは照れちゃいました。
正面から、そのダミーヘッドマイクに向かって喋るとか、後頭部に向かって喋るというのが、すごく久しぶりで面白かったです。
ジャンヌダルクの方が感情のふり幅が大きく、セリフを言っている時に、涙でちょっと原稿が見えなくなったところもありましたね。
ご自身が好きな歴史上の人物や出来事があれば教えてください
演じるキャラクターが『この方がモデルだったんですよ』と聞いて興味を持ったのは、安倍晴明(あべのせいめい)さんでした。
本を読んだり、史跡を辿ったりしましたね。
実は歴史上の人物や出来事にもかなり疎いんです。というより、あまり興味を持ってこなかったんです。有名な方のこともよく分かっていなかったと、今回自覚しました。
ご自身なりでおススメの歴史の楽しみ方を教えてください
歴史の楽しみ方ですか?難しい…。人類の歴史よりも前の恐竜が好きなので、恐竜展にはよく行きますが(笑)
そうですね、旅先で碑を見つけたりした時に、刻まれていることで何があったかを知る。そして、その時代を想像しながら改めて街を見まわす、という楽しみ方…ですかね。
これからこの作品を視聴する皆さんに聴きどころをお願いします
これから作品をご視聴する皆さん、どうもありがとうございます。
セリフで時代を感じていただければ幸いです。そのキャラクターの気持ちになって聴き、次はそのキャラクターから声をかけられる、傍に居る人の気持ちになって聴いていただければ、より世界に浸ることが出来ると思います。どうぞお楽しみくださいね。
葛飾北斎
中尾隆聖
役名と、自己紹介をお願いします
「あと3分!」で葛飾北斎をやらせて頂きました、中尾隆聖です。
実際に存在した歴史上の人物を演じる面白さを教えてください
実際に歴史上の人物っていうのは中々できないですので、アニメや何かだとやっぱり空想の想像力を生かした人物とかっていうキャラクターが多いですけど、やっぱり実在の人物っていうのは説得力がどこかにないといけないというのがあるので。
演じた際の感想を教えてください
葛飾北斎というこういう人物は、私はとても好きですね。
なのでとても楽しくやらせていただきました。
私自身も生まれが日本橋なんですね。三代続くという事でちゃきちゃきの江戸っ子なんですけども。久しぶりに江戸弁というんですかね、下町のべらんめぇというかよく落語なんかで出てくるようなね、今使われない死語になってしまったような言葉かもしれないですけど。
このすっとこどっこい!みたいなね、出てくるんですけども。
やっぱり実に小気味がいいですよね、江戸弁というか下町言葉がね。
そんなのを今日喋らせていただいたのがとても楽しかったです、それがやっぱり私の今の感想でしょうかね。
ご自身が好きな歴史上の人物や出来事があれば教えてください
好きな歴史上の人物みたいな…あまり歴史みたいなものは詳しくはないんですけど、お芝居は好きなもんですから、そうですねやっぱり自分が演じるにあたって、出てきた人物であるとかというのが、たまたま歴史上にその時代に生きていた人物だったりすると、興味を持って調べたりとかするんですけれども。
ご自身なりでおススメの歴史の楽しみ方を教えてください
劇団をやっているんですけど、劇団の中で公演した「陽だまりの樹」という手塚治虫先生の原作で作品があって、私はとっても好きだったんですがこれが幕末のお話で、実際に手塚先生のご先祖は手塚良庵というふうに仰って、蘭学医だったんですね。
そのお医者様のお話だったのですがそれが元で調べてみまして、実際に大阪に適塾という緒方洪庵さんが中心になって幕末の時代に色んな志士を集めて勉強をさせたところがあるんですけど、そんな所も今大阪にまだ残っているんですが、そういう所に行って調べたりとか。
それから実際に昔の江戸の地図を重ね合わせて、今の東京とね、そうすると「あ、まだここの、このお寺は残ってる」とか「ここら辺は同じだ」とかね、そういう面白みもありますよね。
歴史の小説を読むだけではなくって、よく昔はその場所に行って調べたりとか、そういう事も流行っていたみたいで幕末のものは特に人気があるので、そういうお寺さんであるとか、その祀ってあるお墓であるとかね、そういったものもあったりしますんで、そういうのを見てまわりながら本を読んだりするのも歴史小説の楽しみの1つかな、というふうには思いますね。
これからこの作品を視聴する皆さんに聴きどころをお願いします
今日は久しぶりに、この葛飾北斎という役をやらせていただきました。
実在の人物ですけどもね、実際にはこんな声をして喋っていたのかなという想像を広げて聞いていただけたらよいかなというふうに思います。楽しんで聞いてください。